英語。得意だと受験には有利ですが、 不得意だと伸ばし方がなかなか難しい科目です。 私も大学受験の時はせいぜい並程度でこの科目があとちょっと伸び れば第一志望にも通ったのにと涙を飲んだクチです。 大学院で結局その大学にはいったのですが、 学部時代英語に力を入れていたおかげで上のクラスに潜り込める程 度にはなっていましたが。
英語を伸ばすのに近道はありません。 基本は精読と多読の併用です。 少なくとも大学受験では僕はどちらも必要と考えています。 多読はなかなか難しいのですが、 英語の点が高くない学生さんには長文付きの単語帳(速読英単語, ターゲットR)の長文を、ある程度得意な学生さんにはJapan Times Alphaを勧めています。
とは言え、 大学受験では志望校の傾向に合わせた勉強が欠かせません。 そのためには過去問を徹底的に分析する必要があります。 個別指導だと裁量が大きい分、考えることが増えるのです。 プランニングで考えるのは以下の内容です。他にも将来的にTOEICでそれなりの点をあげたいという要望も考慮に入れたりします。
1)受験生が使える時間
2)長文/文法問題の性質
3)英作の質量
4)センターの比率
中堅の大学でも出題に強烈な癖があったりするので、過去問チェックは欠かせない。
因みに授業なんかで長文を扱うなら収録文章が少なめのものが使い やすいです。 基礎英文問題精講なんかは受験生の評判は良いですが、 如何せん時間数が限られた授業で扱うには長すぎます。 こういうのは受験生の自習向きですね。
英語長文レベル別問題集 4中級編 (レベル別問題集シリーズ)
- 作者: 安河内哲也,大岩秀樹
- 出版社/メーカー: ナガセ
- 発売日: 2007/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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精読向きで人気の教材。収録は12と少なめ。同じ著者が出しているハイパートレーニングという選択肢も。
ぜんぜん基礎じゃない基礎英文問題精講
プランニングができればあとはあまり迷わずにしっかり学生さんに 演習とその復習を徹底してもらうことになります。 塾での指導は材料をある程度絞り込んで繰り返させるのが有効な気 が今しています。