ちょっと前に書いていたカナダの法的措置について、こちらの言い分も踏まえた判決が今日か明日でます。LDEOの弁護士によると状況はよいそうなのですが、こればっかりはなんともいえません。実は今回の事件は新聞沙汰になっていて、割りとバランスのとれた記事は下のサイトで読めます。
http://www.ens-newswire.com/ens/aug2009/2009-08-13-01.asp
お世話になっているとある大学の教授にメールしたところ、この手の妨害の最初のケースは2002年のGulf of Califolniaでの研究航海でなんと主席研究員はその先生の先輩だったとのこと。2年ほど前にも同様の事件が起こっていてその時は調査が出来なかったと聞きました。どうやら我々海洋地震学者は彼らのいいカモになってしまっているようです。
もうちょっとしたらNatureとかにもニュースが出ると思いますが、今回の航海は特に重要度が高い航海です。おそらくNatureクラスの論文は2〜3本出るのではないでしょうか。僕が今教わっている先生はそうやって長年重要な論文を数多く出してこられました。事実裁判所から通達があった後、カナダの大学から山のようにサポートメールが来ています。
どっちみち今日出発予定です。
