Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―

地震・火山専門の研究開発員のブログ。あららぎハカセ(理学)。つくばで高いところに行くモノ🛰の中身を作ってます。

Seismologistに求められる特異体質

こんなのあったら便利だなと思う地震学者の特殊能力をリストアップしてみる。

1)地震を体感したらマグニチュード震源決定が出来る。
きっと発達した三半規管があったら可能になるに違いない。九州で”震源は~km、あの断層だ!”とか言えたらきっとかっこいい(?)
2)目でフーリエ解析が出来る。
Matlabより早い。”これは〜Hzが卓越しているねえ”とか。でも実際にとある研究室の技官の人は岩石のスペクトル解析でこれに近いことが出来たらしい。
応用レベルになると電磁波の周波数も解析できてみるだけで温度が分かるようになる(地震ではない)。
3)触ったものの共振の振動数がわかる
きっと下手な空手家より破壊力抜群のこぶしが繰り出せる。ちょっと触れただけで物にひびをいれることができる。
4)耳でフーリエ解析
これで完全な嘘発見器ができる。バックグラウンドの周波数を日頃から地道に収集していれば相手の気持ちが手に取るように分かる。…でも嘘をつけない関係ってのもそれはそれでいやだな〜。
5)体でインバージョン
車の振動など、波の発信源が分かれば地下の様子が手に取るように分かる。地表ももちろんOKなので鬼ごっこも負け知らず


こうしてみると波動ってのは生活に密着している情報だなと思う。

座学だけでなくもっと自分のものの見方を変えるような経験をして感覚を研ぎ澄ませていこう。