今回でひとまず打ち切りにしたいと思います。いろいろ調べてみて考えてみたのですが、科学業績とそれに費やす税金などのバランス、事業の妥当性というのはとても難しいです。調べているうちに”ほんとかな”というような話が出てきたり、そうやってつかんだ問題点がもっと大きな社会の矛盾と癒着していたりなど、自分がこれから科学者としてやっていく上でどうやって説明責任と費用の関係を人に伝えていくかを考えざるを得ないなと強く感じました。
今回のIFREE(地球内部ダイナミクス領域)の件については”海洋開発研究機構 地球内部ダイナミクス領域 IFREE 行政刷新会議の事業仕分け結果（地球内部ダイナミクス研究）に対する意見書”という形で（こちらで読めます。）議題に上った時点でIFREEの研究・事業がちきゅうとは別物であることが十分に理解されていなかったまま議論されていたことが指摘されています。IFREEの機能・役割をきちんと説明すればそれで済む話だったという点はひとまずは変わらないと思います。基本的にはそれ以上現時点では付け加えることはないと感じています。
科学が肥大化するなかで、どう社会とつながっていくか、自分の頭を冷やして、学問を研鑽するなかで答えを見つけていきたいと思います。
