さて、そうしているうちに訴訟のほうはなんとかなりそうということで荷物の積み込みやミーティングが行われます。一応ちゃんと裁判所のほうから仮の許可が出てからいこうということで予定より出発は一日遅れでした。オストリアではモーテルに泊まっていたのですが、出発前日は船内泊でした。
みなさんパソコンはデスクトップをもってきていたのですが、船のなかでは揺れるため
ドリルで穴をあけてボルト止めします。
これを見て僕は”ふーん、まぁ、揺れるからなぁ。でもいくらなんでも大げさだよなーパソコンに穴開けたくないし。”と思っていたのですが、
それはあまりに楽観的な見方であったと後で気付かされることになります。
パソコンに穴をあけているようす。ちなみに地質系の学生はMacOSのモニタ一体型のパソコンが現在はトレンド。
さて、研究航海はお金がかかるし、いつ何が起こるかわかりません。と、いうわけで実は船内は24時間シフトです。僕の担当は夜中の12時から昼の12時、助教の先生とクラスメートの女の子、そしてUniversity of Washinghtonの博士の学生と時間が同じになりました。
続く
会議中。ちなみに中央の仙人みたいな人はUniversity of Washinghtonの先生。地震学者ですが、熱水系シミュレーション*1でも知られる著名な方です。
場所などの細かい打ち合わせは船の中でやります。
*1:僕が日本にいた時の研究です。ただし僕のほうはその時は火山地帯がテーマだったのですが。