ぼつぼつデッキでワシントン大学の学生さんと話をします。なんでも彼は結婚1年目で嫁さんは某M社で会計をやっているそうです(しかもあとで写真と実物見たら綺麗な人だった)。こっちの大学院生は普通に結婚しています。相手も基本的に働いているか勉強しているかみたいですけれども、子供がいるのも珍しくないです。日本ではどちらかというと少数派になってしまうけれども、バラエティの高さにちょっと戸惑うことも珍しくないです。
しかし陸がはなれていくにつれてだんだん揺れが激しくなってきます。そう、外洋は波が高いのです。出発前に酔い止めは飲んでいたのですが、けっこうきつくなってきます。
航海に当たっては安全関連の簡単な講習があります。出発後しばらくして、みんなで火災訓練ということでデッキに集まって点呼の取り方や救命胴衣の付け方、あとエマージョンスーツの着方なんてのも練習します。タイタニックで御存知の通り、海は非常に寒いので、こうした防寒を兼ねたものが必要なのです。見た目すごい不格好ですが…ちなみにこのとき揺れはかなりひどくなって揺れというより絶え間ない衝撃という感じになってきました。
というわけで火災訓練の後、僕は我慢しきれずトイレに駆け込み、そのままシフトもへったくれもなくベッドで倒れていました。もちろん倒れても胃の中にものがあるなしにかかわらず定期的にトイレに這って*1行かなくてはいけなかったのは言うまでもありません。
こ…これは聞いてないぞ
続く
*1:すぐ隣の部屋なのですが…