Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―

地震・火山専門の研究開発員のブログ。あららぎハカセ(理学)。つくばで高いところに行くモノ🛰の中身を作ってます。

あの日みた雪の続きは- 魅 ! 学士山その1-

Mt. Bachelor(学士山)


Mt. Hoodと並ぶOregon屈指のスキー場です。
僕の本拠地Eugene市から車で西に3時間ほど車を飛ばした所にあります。日本からだと、10日30万位のツアーが時折組まれているようです。そんな場所に


スキー歴:3日*1


の僕がクラスメートのヘルプもあって、格安で行けてしまうのは、本当に、望外というか“おめぇなにしに来てるんだ”というか、よくわかりません。
僕が高校時代のスキー研修で行ったのは財政破たんした夕張市のスキー場でした。夕張市は炭坑が閉鉱した後、観光に力を入れていて、色々失敗もあったようですが、僕が行った“マウントレースイスキー場”は、初心者から上級者まで滑れる素晴らしいスキー場でした。空港からのアクセスが良く、着いたその日から滑れるということで、長野からこちらに変更になったようですが、ホテルのサービスも気持ちよく、また行きたいと思えるスキー場でした。その時のスキー場のデータはこんな感じです。

http://www.yubari-resort.com/snow/ski/ski-runs.phpより。

標高 702 m / 298 m
標高差) (404m)
コース数 19本
コース面積 -ha
最長滑走距離 4,000m
最大傾斜 53度
索道数 5 本

同学年の人にスキー検定一級の人がいたのですが、彼言わしめて“よいスキー場”だそうで、僕も初心者なりに楽しめました。スキー研修は経験者用と初心者用とレベルを分けていて、僕は初心者の班に当然ながら入っていて。インストラクターさんの指導を受けながら滑っていました。メンバーの平均の身体能力が僕も含めてそんなに高くなかったので、中級者用のコースは1回だけ滑りました。中級者のコースといっても結構急で場合によってはけがをするケースもあります。不満もありましたが、これはしょうがなかったと思います。実際に、緩やかな斜面ばかりだったのですが、僕が止まっていたら、止まり切れなかった同じ班の人が激突してきた事もあったので、適切な判断としか言いようがありませんでした。3日まるまる滑ったのですが、最終日には、結構うまくなっていました。インストラクターさんによると、


自転車みたいに一回滑れるようになったら一生滑れます。*2


とのことで、これで人生で楽しいことが増えたと素直に喜んでいたものです。



そう、その日から、大学入試、浪人、真っ暗な大学生活*3、博士の奨学金面接失敗…いくつもの挫折


人並みに挫折を繰り返して、スキーから遠ざかっていた僕。そんな僕の、なぜかスキー研修の次の日のスキー、4日目のスキー



アメリカ西海岸屈指の大規模スキー場   "Mt. Bachelor"


さて、どうなることでしょう。

*1:しかも8年前

*2:実際に当時90歳のスキーヤーもいたとのこと。

*3:希望の大学に入れなかった