最近なかなかブログの筆が進まなかったのですが、研究が佳境であるためです。
実は数ヶ月前から今使っている解析ソフトの理解不能な挙動に悩まされておりました。担当教官は僕の使い方がおかしいからだろうからちゃんと検討するようにとおっしゃっていました。でも、同じ条件を別の簡略版のプログラムでつかってみると問題が起こりませんでした。どうも使い方じゃなくてソフトに問題があるのじゃないかとデバッガなんかを使って徹底的に調べたらやっぱりミスが見つかったのです。
数ある問題のうちで一番難しいものが”間違いかどうかわからないものを間違いだと判断する”ことだと思うのですが、この手の問題は断定するまで非常に心臓に悪い緊張感が続きます。本来プログラムというのはテストしたうえで公開しているはずなので、バグが残っている事はかなり稀なことなのです（実際に気付きにくいかなり微妙なところでのミスだった）。いくら自分が間違っていなくても結果がおかしい以上、僕がおかしいとしても、むしろそれが普通の判断なのです。結果的にバグはあったのだし、個人的にはあいまいなまま計算プログラムを使わずに済んだので良かったと思っています。どうも担当教官は自分が意図したことと違う方向に突っ走っていると考えていたようですが・・・両者ストレスレベルが限界に達していた中で問題が解決したので、もう結果オーライでしょう。まだクリアしないといけない問題はありますが、なんとかはなりそうです。
今回の事態を通して、問題解決方法やプログラミングの技術について再考できたので、非常に苦しくはあった数ヶ月間でしたが、結果的にはよかったのではないかと思っています。時間的にもそのほかの意味でもかなり危なかったのですが。
年末の頂上決戦にはなんとか間に合わせたいなと考えているところです。
