Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―

地震・火山専門の研究開発員のブログ。あららぎハカセ(理学)。つくばで高いところに行くモノ🛰の中身を作ってます。

シチュー?何の事ですか?そんなものウチにはないよ・・・

初めにお断りしておきます。日本人の貴方が思っている

  • シチュー
  • カレー
  • ハヤシライス

こいつらは、皆、

和食

ですっ!アメリカではカレー粉(バーモント)は売っていますが、日本の半分位の大きさで6ドル近くします。煮込み用のお鍋を買ったのはいいものの、いざハヤシライスを買おうとスーパーをウロウロしても見つかりませんでした。アマゾンでハインツのデミグラスソース売ってないかなってみても、どうもあれはハインツが日本用に売っているものらしく、こっちでは買えません。シチューもカレーも同じ。ルーなんてあれは日本の食品科学の粋です(多分)。
 とはいうものの、煮込み料理はやっぱり食べたい。というわけでシチュー&スープのレシピ集を買いました。…それで気付いたのですが、日本ではシチューといったら白い牛乳ベースの物を指しますが、実は煮込み全般を指すのです。ので、トマト缶を使った真っ赤なシチューもあるわけです。
 では、アメリカでこういった煮物を作るときはどうするか。こちらのスーパーに行くとわかりますが、こちらでは”Broth”なるものが山のようにおいてあります。

そうです。こちらの煮込み料理はこいつとワイン(いつもではありませんが)をベースに作るのです。牛と鳥二通りあって、メーカーもメジャーなものが2〜3あるようです。
 具は同じ。野菜・肉をいためてブロスとワインで煮込む…のですが、問題はそこから。

…と…トロミをどうやってつけるんだぁぁ!?

 そうです、牛乳(レシピには生クリームとかいてありますが、まぁ牛乳)であの白っぽい感じは出るのですが、問題はとろみです。まぁ、スターチを放り込むのも手かも知れませんが、こちらにはQuick-Mixing Flourという、とろみを出すため専用の小麦粉が売っています。気をつけないとダマになってしまうので(ダマの意味がわからない男性の方は奥さんの料理をお手伝いさせてもらうことを強くお勧めします)、僕は混ぜ込むときにはケーキを作るときに使う粉ふるいをつかいます。

 こっちはOXO(知らない人は岩田屋のキッチン用品売り場に行ってみてください)の国だけあって、キッチン用品はびっくりするくらい充実しているのですが、それだけにこういう料理を作るときは気合いを入れないとだめなのです。煮込みは他には缶詰めって手もありますが、Brothが山のように置いてあるところをみると、こちらではこれが料理の要なのではないでしょうか。

完成品ちょっと見にくいですが、まぁシチューっぽくは。


 ちなみにお米は売ってます。最近ごま油を見つけました。