Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―

地震・火山専門の研究開発員のブログ。あららぎハカセ(理学)。つくばで高いところに行くモノ🛰の中身を作ってます。

太平洋版船酔いってこんな感じです。

基本的に中くらいの船で外洋にでると四六時中船酔いとの戦いになります。慣れてなかったり薬を切らしたりするとノックアウトされてしまいます。僕が最初にやられた時は揺れが結構ひどい時で、寝ててもそれなりにきついです。胃の中物がなくても気持ち悪くなります。よく"船の上で7〜8時間くらいゆられて激しい拷問のような船酔いに苦しめられた"というくだりがありますが、研究航海の場合


問答無用2週間以上


なので、発想を変えてもらわなくてはなりません。というか人生が変わります。たしか司馬遼太郎の作品だったと思うのですが、“江戸時代のもっとも過酷な拷問方法は人間をずっと揺さぶり続けて睡眠をとらせないことである”と聞いた気がします。日によって差がありますが実際に体験してみるともう…(@Д@)
寝ていると少しは楽なのですが、寝れません。波は人間が気持ち悪くなる周期をしっているのか、いいかんじで


ギッコンバッタン


ちなみに、海が時化るとベッドから吹っ飛ばされそうになります。でも、そんなにゆられても、


それでも人は眠りだすんです(BE LOVEDっぽく)。



では、慣れるのかというと、そんな1週間そこらでは慣れません。でも、そこは個人差があって


女性強いです。


彼女たちも場合によっては酔い止めを分けてもらったりしていたようですが、僕よりははるかに耐性がありました。もう、見えも外聞もプライドもあったものではありません。動きたくないので、洗濯物なんかも、ろくにたたまない、ロッカーをあけたら身体的苦悩が垣間見えるという、カッコ悪さ全開の状況が航海中ずっと続きます。


そんな苦しい酔い止めですが、ちょっとは対策はあります。
続く。