Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―

地震・火山専門の研究開発員のブログ。あららぎハカセ(理学)。つくばで高いところに行くモノ🛰の中身を作ってます。

世界の中心であいを叫ぶ

僕が針のムシロに座ろうが、声にならない叫び声をあげようが調査は進みます。


逃げれません。(TДT)


しずみこんでいるのですが、こういうときに話しかけてくれる人は大事にしなくてはなりません。シフトが始まる前に食堂でポツーンと食べていたら、向こうから話しかけてきてくれるひとがいました。なんでもチーフメイトだそうです。彼曰く

ご飯。ちっと脂っこすぎますね…


“他の探査とどうちがうの?”


なんと、彼は船の扱いはしているがプロジェクトそのものはまったく知らないのである。と、いうか当然か。日本でも船員さんが大学の先生に“何をしておられるのですが?”なんて気軽に聞けないですよね…いや、聞いていいんでしょうが、遠慮しますよね。絶対。その場で僕が知っている限りの知識で頑張って説明しました。ちゃんとつたわったかな?


禁断の果実の味を知ってしまった僕ですが、こう書いているとよっぽど英語が終わっているように思われてしまうかも知れませんが、実はそうではありません。日本にいた時は採鉱系の学科に所属していたこともあり、インドネシアなどからの留学生*1(向こうでは助教さん位です)がたくさん所属していて、結構頼られていました。その時は本当に英語を聞き返したり聞かれ直したりしたことはなかったのです。いろいろ話はありますが、やはり母語以外の言葉を習得するのは大変なのです。英語でしゃべっていると気づきませんが、やはり非母語同士の会話だったのです。
 その証拠に、禁断の果実の快楽もだえているさなか、インドネシアから前僕が所属していた研究室で博士をとった助教さんからメールが来ました。


「…xxさん、僕はあなたが元気でいてくれることをいのっているよ・・」
I hope, you are in a good condition and success all of your work.

「…なにをしてるんだい?君は一体どこにいるのだい?」
How are you?
Where are you now?


彼は結構人見知りするタイプで、日本に来たばかりの時は周囲との関係に結構苦労していたみたいなのですが、僕とはなんとかうまくやれて、出国の時も僕と後輩とで見送りにいったこともあり、心配してメールしてきてくれたのです。…にしても、まぁなんとイムリネタを。

しかし、なんとか苦境は脱する必要はあります。


続く

*1:教授”おかしな話だ”そうです。彼は僕が奨学金の選考に漏れたことを知っているので、いっぱい留学生の博士が在籍していると話した時の開口一番の台詞がこれでした。