地震探査というのは単に地震計の設置だけではなくて、データを補正するための情報も取得しておかなくてはなりません。海の温度測定もその一つです。"なんじゃいそれは"という感じですが、水温によって音の伝わり方に差が出てくるし、海底までの温度は結構変わるのである程度は把握しておかなくてはならないのです。
写真がよくないですが、金具にコイルがついたものを使います。
ここから船の横に落とします。
ログ、設置、水温調査・・・こんなことをやっていたら結構あっという間に夜が明けてしまいます。そのころにようやく御役御免です。晩御飯の時間は結構早いので冷蔵庫の残り物という感じなのですが、朝ごはんはホットケーキ、フルーツ、目玉焼き、フレンチトーストが食べ放題です（でもメニューがあんまり変わらなかったりする）。
海上ではさえぎるものがないので景色がきれいです。状況が良ければこの世のものとは思えない景色を拝めます。でもこんな朝焼けを太平洋の真上でみられるとは夢にも思っていませんでした。しかも船は豪華客船ではないけど世界のLamontの地震探査船です。僕は大学入試では負け組で、2度目失敗したときはさすがに人生も研究者としての道も終わりかなぁと思っていたものですし、渡米時には人間関係全部たたき壊して出て行くことになってしまったのですが、まぁ悪くはないのかなという気がしたものです。
ただ一つ惜しむらくは
僕がきれいな朝焼けの中に突っ立っていても絵が汚い(TдT)
