Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―

地震・火山専門の研究開発員のブログ。あららぎハカセ(理学)。つくばで高いところに行くモノ🛰の中身を作ってます。

行動を、変える。

先日担当教官から


"もう少し周囲とコミュニケーションをとるように"*1


との通達を喰らってしまいました。
個人的には色々試行錯誤していたのですが、今ひとつだったようです。


担当教官がわざわざそんなことを言うのには訳があります。僕が所属している今の学科は2nd tierながらCaltechやMIT出身の結構ちゃんと業績を挙げてきた研究者*2がいるのですが、彼らが口を揃えて言うことは


"大学院生時代、大切なことを教わったのは他の大学院生からの方。教員は忙しくて学生をそんなに顧みなかった"


そりゃ全米トップ、全宇宙トップの大学だとそうなりますよね。しかしながら僕のまわりにも結構頑張っている人はいるので、周囲と勉強会などで積極的にやりとりをするのは特に自分が留学生という若干弱い立場である以上欠かせません。


こちらで勉強を始めてきづいたのですが、こちらの学生、特に大学院生は非常にモチベーションが高いです。日本よりやや人数が絞られていること、志望動機などを明確にした上で応募することや、そもそもアメリカの風土自体が意見陳述に躊躇しないことなどが影響しているようです。例えばセミナーなどでは大学院生だけでもかなり質疑応答が活発に行われます。僕は日本では突出して質問をする方だったのですが、自分の発音が悪すぎることもあって、渡米後はあまり目立たなくなった位です。


ただ、質問するにしても地道な基礎がためや、論文の読み込み、議論の論点の準備などは、極めて重要です。大学院生である以上それなりの質を伴ったアウトプットが要求されるのです。また、コミュニケーションの文化的な違いもあるので、どうやら僕はそのあたりも勉強する必要があるようです。


愚直に研鑽するのは、僕にとっては今も昔も変わらないということでしょう。

*1:裏をかえせば周囲も僕とコミュニケーションを取ろうとしなかったことにもなるのですが

*2:嘘だと思うのならISIに名前を放りこんでみてください