Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―

地震・火山専門の研究開発員のブログ。あららぎハカセ(理学)。つくばで高いところに行くモノ🛰の中身を作ってます。

会いたかったよ

USA生活の代名詞は


ゴハンのマズさ


です。これは個人的にはもう語り尽くされた感が否めませんが、語り尽くされたからこそ、このあまりにもシンプルな日本人留学生の精神を蝕む要素の神々しさが際立ってきていると言っていいでしょう(意味不明)。


こちらのゴハンマズさ高さははっきり言って一昔前の空港カレースキー場の食堂の比では有りません。結果的に留学生軍団は自炊によって自らの健康を保たなくてはならないのです。


さて、僕が渡米してから探していて、案外手に入らない物がありました。


豆板醤と甜麺醤


です。しらない毒男の方は女の子に聞いてみましょう。知っている人にはつきあおうなんてまどろっこしいことは言わず迷わず....いえ、失礼しました。
この二つの調味料は今や日本ではちょっと大きめの所なら、何処のスーパーでも購入が可能です。また、メーカー自体も何社かが出しています。


http://www.ajinomoto.co.jp/cookdo/lineup/jan_003.html より

http://youki.jp/youki/7.1/111006/ より
そんなに安価な調味料とはちょっとは言いがたいのですが、これを使いこなす事が出来れば中華系の味付けに幅が出ます。回鍋肉といった手軽で美味しい中華も賞味する事ができる優れものなのです


....がですね、こちらのスーパーには、置いていません。いえ、一応中華コーナーモドキは存在するのですが、微妙に似たスペルの調味料しか置いていないのです。ちょっと中華をかじった人は豆板醤と甜麺醤なしでどうやって中華をつくるのだと言われそうですが、USAのような味覚が崩壊した文化圏においてはまた中華も独自の発達(退化?)を遂げているのです。


しかしやはり回鍋肉は食べたい。おまけに甜麺醤があれば料理のレパートリーを減らさずに済みます。なんとか探しまわって入手した画像がこちらになっております。

こちらの甜麺醤はどうも缶詰で、一社のみが生産しているようです。通販サイトをみても同じ物がでてきました。値段は4$弱と量からするとそれほど高くはありません。
購入したのは近くのアジアンマーケットでした。サンライズというどうも全米展開しているお店のようですが、ここだとお米、のり、お茶、みりん、醤油、カレーをはじめとした日本&アジア系の食材と調味料が手に入ります。茶碗や土鍋(!)などの食器類や、日本メーカー製のポットや炊飯器も若干高めでは有りますが入手可能です。
他の調味料と違って甜麺醤は一社だけなので最初行った時は気づかず、豆板醤のみの購入だったのですが、見つけた時はさすがに嬉しかったです。これで自分の調理水準を落とさずに済むというものです。


やっぱり食材の調達も料理の技術の一つなのかもしれません。