Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―

地震・火山専門の研究開発員のブログ。あららぎハカセ(理学)。つくばで高いところに行くモノ🛰の中身を作ってます。

AGU一日目。津波と熱水系と

一日目の今日は津波のセッションが多かった一日でした。今年は熱水系のセッションもあらかた一日目だったようで、慌ただしい一日となりました。


AGUというのはサンフランシスコのモスコーンセンターを貸しきって行われるのですが、とにかく人が多い学会です。参加者は大体二万人位います。


朝が早い学会でもあります。開始は朝八時です。受付でバッジをもらわないといけないので7時少し前にホステルをでました。

朝のホステル。治安はやや微妙な場所なので一応気を付けないといけません。

AGU受付。開始直前になるとめまいがするくらい混雑します。




会場にはパソコンがつかえるデスクが用意されています。朝以外いつでも満員です。

見晴らしがいいです。なんとなく優越感(?)に浸れます。

今回は東北の地震関連のセッションと熱水系が目当てだったのですが、一日目は特に津波のセッションが多かったです。地震直後の地質調査や、津波の詳細な3Dシュミレーション、画像を使った津波の流れの解析など、かなり分析が進んでいる印象を受けました。


ポスター会場では数年前あった熱水系の解析コードを作っている先生と再会しました。絶対忘れていると思ったのですが、どういう訳かいつ会ったかまで覚えていただいていました。ヨーロッパでも高温岩体をやっていて、その先生もいくつか開発に関わっているのですが、まだまだ開発途上とのこと。日本は深いところまで掘らなくてもいいから羨ましいと言っていました。他にもいくつか情報交換して別れましたが、有意義な時間でした。


ポスター会場。今年は南側でした。