Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―

地震・火山専門の研究開発員のブログ。あららぎハカセ(理学)。つくばで高いところに行くモノ🛰の中身を作ってます。

Romance Dawn -冒険の始まり-

実はオストリアに到着した時点ではまだ裁判の判決は出ていませんでした。とはいうものの、準備はしなくてはなりません。船に荷物を運び込んだり必要なものを買いだしにいったりなどして3日ほど過ごしました。

Langseth船中より。結構大きいです。

出荷(?)を待つ海底地震計達去年僕がインドネシア出張の時は動くか動かないか分からない地震計を3つほど持って行ったものでしたが…

買いだしは近くの海洋系雑貨店(?)で。僕の防寒着は撥水性(Water repellent、単語出てこなくて恥ずかしかったなぁ…)なのでヘビーウェザーには向きません。

教授”あーじゃぁ、予算で買うといいよ。Eugeneは雨が多いからその時も役に立つし。でも一番安いやつね。”

僕"(えーいいんですかーラッキー♪)ありがとうございます、えーと"
助教(教授の奥さん)"(カッパを試着した僕をみて)ちょっと手をのばしてみなさい。うーん、Lサイズはちょっと大きいわね。


(店員さんに)すみません、もう少し小さいのないですか?"


(な…慣れてる。ちょっとまってくれ、これじゃあまるで○ミリ―の4th Childではないか!!!)


そう、日本人はこっちの人に比べて若く見られがちなのです。しかも彼女の子供3人はかわいいさかりお母さんっ気全開です。
僕がカッパを買ってもらうのをみていたD2の学生(余談ですが、彼の長女ちゃんは教授夫婦の長女ちゃんより10歳位年上です。)さん、なんだか物欲しそうにこっちを見ています。


教授”やーい(と、持っていた上着を丸めて投げつける)”


そう、彼はちゃめっけたっぷりの人*1なのです。


さて、裁判のほうはなんとかなりそうということで、出港まえから計画について技官の方と入念な打ち合わせがメインラボで始まります。実はこの時点での僕の英語力では


エンジン音がゴーゴーなっている船内での聞き取りは極めて困難


で(おい)、大丈夫かよーといった感じだったのですが、目の前には今まで見たことないようなハイテク機器が御覧のように


ぎっしり


もう、欲しかったおもちゃを買ってもらった子供みたいに目をキラキラさせていました。こんな超かっこいいところで1カ月も研究できるんだーすげー僕もうどうなってもいいや!
しかし、僕のその思いは想像を絶する形で現実になります。そう、


心から一歩も外に出ないものごとは、この世界にはない。心から外に出ないものごとは、そこに別の世界を作り上げていく。


続く

ラボの様子。なんとか戦隊(パワーレンジャーがこっちの訳語みたいです)みたいで超かっこいい!!*2


うおぉぉぉぉぉ(←アホ)!さすが天下のLamontの地震探査船!ちなみに船の中の揺れ対策で下にクッションが付いています。
真剣トーク

*1:ちなみに彼の出身校は○IT

*2:でもなんとか戦隊のコックピットって最後はボロボロにぶっ壊れるんじゃぁなかったっけ??