Kalessin Action ― The Never Ending Endeavour ―

地震・火山専門の研究開発員のブログ。あららぎハカセ(理学)。つくばで高いところに行くモノ🛰の中身を作ってます。

時は・・・動きだす。

僕は渡米前は実家に戻っておりました。3か月余裕があったのですが、この間は母親が夜遅いということで料理全般は僕がやっていました。なにかを変えるには初めがいいということで、どうも長年掃除をさぼっていたと思われる冷蔵庫をガザ入れすることにしました。


なぜなら彼女の冷蔵庫の中にはどう見ても小学生のころから配置が変わっていないお菓子用品の類やこぼれてこびりついた醤油やらが残っていたからです。僕が中学生ぐらいの頃までは結構熱心にパンやらお菓子やら作ってくれる人だったのですが、僕が高校に入って成績が落ちてからおかしくなってしまい(苦笑)さらに最近子供たちのほとんどが家を出て行ってしまってからは荒廃の一途をたどっていたようです。


まずは賞味期限が切れていないかのチェック…ちょと待って欲しい。僕の見間違いだろうか。数値がおかしいものがごろごろ出てくる…


"母さん、数字の下二けたが00に見えるんだけど気のせい?"


みなかったことにしてお別れを言いました。特に気になっていたのがお菓子用品の棚だったのですが…


"いつの?"
"(質問には答えずに)ちょっと、捨てないで。いつか作ろうって取っているんだから!"


抵抗勢力だ。でもそんな彼女の願いもむなしく大半の賞味期限切れ(一般のレベルとは違う)の品物は僕の手にかかって旅立っていった。近所でお菓子教室*1をやっている先生から母さんが買ったあんこのパック…賞味期限を正視することは僕にはできなかった。ごめんよ、母さん。
想像を絶する現実に直面することになったわけですが、一生懸命数年(中学生くらいの時から?)こびりついていた醤油なんかもお湯で相当頑張ってとかした成果もあり、見違えるようにきれいになりました。引越したときに結構いいもの*2を買っていたのでちゃんと手入れすれば長持ちするはずです。


僕がお掃除した後、妹と弟は“うちの冷蔵庫…こんなに明るかったんだね”と話していた模様です。
今現在冷蔵庫がどうなっているかは…不明です*3


やはりどこの世界もある程度の矛盾を抱えているというのは世の理です。

*1:最近はインターネットで大半のお菓子用品が手に入るのでやめてしまわれたようです。

*2:日本の冷蔵庫も、渡米前にちょっと見たのですがこれもまた何が何だかわからないですね…

*3:僕が作りそびれたお菓子の材料やセモリナ粉ちゃんと処分してくれたのだろうか…