片田舎でりんごを絶叫する
はぁ?リンゴ?拒絶からハジマル関係
僕が今の担当教官にコンタクトを取る前、どうやら彼がMacを使ってクラスター*1を組んでいるらしいという情報はつかんでいました。クアッドコア4個×10と、数年前に買ったのなら結構しそうな感じの代物です。しかしながらなぜ彼がMacに執着しているのか、謎でした。正直、いささか程度が行き過ぎたリンゴマニアなのかとさえ思っていたものです。しかしながらここにきていろいろやっているなかで、僕のそんな疑念ももやはやくなりました。いまではこんな古典的なやりかたでWindows派を貶めることにも躊躇しなくなっています。
しかし、日本はWindows帝国*2。あなたはこう思うでしょう”りんごの何処がそんなにいいのか?”。今日はそんな疑念を払拭したいと思います。
超安定
今のMacはUnixベースです。Mac OS9時代、そうAppleが瀬死の頃のシステムの面影はもう、ありません。今のMacは安定そのものです。ブルースクリーンを見ることは、難しいでしょう。僕は一回初期不良で壊して、みんなから働き過ぎだからだとイジメられましたが。
シェルスクリプト万歳
Unixなのでシェルスクリプトや、シェルをつかったLinuxのシステム管理の知識がある人はそのまま使えます。Windowsのバッチみたいにストレスの固まりのような技術を相手にする必要はありません。もう"xxは早くLinuxに対応するべきだ"とか言っている人は、速やかにMacを使っていいと思うんですよね。そっちの方が楽じゃないですか。プリンタとかスキャナだってMacならサポートしてくれているものが山ほどありますよ。意固地になる必要なんかないと思うんです。
こういった記事は,いろいろと参考になることが多い.読んでみようっと.今一番Evernoteに求めることは,Linuxへの対応ですw. RT @EvernoteJP: …「連載 本気でEvernote」 http://bit.ly/a30RnY
posted at 14:30:22
ウイルスほぼフリー
Unixは管理者権限がかなりキビシいということもあって、Macではウイルスの心配が殆どありません。Appleとしては基本的にはウイルスソフトなしでも安心してつかえるように配慮しているようです。
安く済む
結局お金を払ったのはオフィスくらいです。研究用の環境ならほとんどコストがかかりません。ウイルスソフトもあんまり必要性を感じませんし。
多分研究者に求められるのは
1)文書制作ソフト
2)研究ログ管理ソフト
3)論文管理ソフト
4)PDF関連のソフト
だと思うのですが、今現在1)ではマイクロソフトオフィス、Open Office、Google Docsから選択が可能です。どれも別のOSでデータを読み込めます。M$はパブリッシャーはダメですが、他を使えばいいでしょう。個人的には事務作業だけならGoogle Docsで十分?と思っています。バージョン管理も楽なので論文制作にもいいようです。
2)についてですが、最近の研究ログは、僕はもっぱらEvernoteを使っています。PDFも放り込めるので、気に入った人は有料版にしてもいいでしょう。無料版でもPDFはアップロード可能なので十分使えます。僕の担当教官は見た目がいいということでNotebookを愛用しています。学生版は$30ということで、僕も一応ダウンロードしました。日本語対応が不明なのですが、地熱の入門書位書いてみようと思います。乞うご期待。
3)と4)に関して、論文管理ソフトは、自分が学校のMac, 自宅のノートとあっちゃこっちゃ行き来していることもあって、MendeleyとZoteroを併用しています。MendeleyでPDFを管理して、いざ文献リストを作るのならZoteroといった塩梅です。
同期もラクラク
あっちゃこっちゃで環境が違う人にとって文書の管理は面倒なものですが、Google Docs, Drop Box, Sugar SyncどれもMac対応です。併用すればストレスフリーでデータを管理できます。Sugar Syncは僕はまだ試行錯誤段階ですが、なにせ無料で5GBなので。
Quick silver! マウス?なにそれおいしいの?
日本語非対応ですが、アプリケーションの起動はコイツのおかげで非常に早いです。なれたらマウスいらなくなります。僕はそこまでないですが、Macはショートカットキー文化が非常に発達しているので慣れた人はほとんどマウスに触らないようです。Google版サーチバーも今ではあるとか。
起動が早い。画像きれい
地味ですが、起動時のレスポンスが早いです。Windowsもデスクトップまでは随分短くなりましたが、その後がちょっとかかる印象を受けています。Macの方ではそこからも早いです。
映像関連ですが、そもそも映像とかは彼らが力を入れてきたところです。Windowsとひと味違うクリアな感じの映像が楽しめます。
開発環境タダ。
Xcodeで一発。GUI?Qtを使ってシステムの境界を超えるんだと啓示がありました。将来的に自分がどういったプログラミングとの付き合いになるかは不明ですが、ぼちぼち続けていこうと考えています。
大抵の科学用のソフトは対応済み
Mathmatica, Matlabどっちもありです。ちなみにAdobeは完全に用意してくれています。高価ですが、艶かしい魅力を感じるのは僕だけでしょうか。M$にお金を払うのは何故か嫌なのに、彼らならいいと素直に思えてしまいます。
ちなみにGfortranも一発クリックでインストールできますし、Eclipse使えばPhotranもちゃんとインストールできました。
充実のフリーソフト
アドビのソフトちょっと高いなーという人には、GimpやInkscapeという高機能なフリーソフトがあります。この二つそもそもLinux用だったのではないかという印象を受けているのですが、Macにも完全に対応してくれています。オフィススイート、お絵描きソフト、ポスター制作用のソフトetc...基本的には不自由しないと思います。
清水あから戦以来急速に(そんな時間ないくせに)将棋•チェスへの関心が高まっている僕ですが、チェスソフトは、sigma chessが便利です。他にもフリーでエンジンが公開されているものは複数あります。将棋はMacは少ないのですが、ひとまずBONANZAも使えます(棋譜の記録が不便のようですが)。GPS将棋とBONANZAはソースが公開されているので気合いでインストールという手もあると思います。もっと欲しい人は、自分で作って下さい。僕に下さい。
知らないと損をする?Macユーザーなら入れておきたい便利ソフト
これだけいいOSなんだから、使わない理由なんてない
例えばゲームなんかを愛でている人はMacだと対応しているケースが比較的限られてしまいます。しかしながらウイルスとブルースクリーンにおびえながらゲームやネットをビクビクするのと、安心安全安定な環境でさくさく仕事をこなすのと、どっちを選ぶのでしょうか?ゲーム人口が現象の一途をたどる現在わざわざWindowsを使い続ける理由なんてないと思うんです。
こっちの世界にはやくおいでよ♪
いいんですか?一度リンゴの世界に来たら二度と帰って来れませんよ(笑) RT @kalessinlord とうとうそ...いえ、どちらかというとブログで特集(?)していただきたいネタです。資金調達できたら僕も魂を売る予定ですので。RT @etopirika5 Qtかわいいよ〜Qt!
posted at 10:27:18